わびぬれば しひて忘れむと 思へども 夢といふものぞ
人頼めなる
藤原興風
(わびぬれば しいてわすれんと おもえども ゆめという
ものぞ ひとたのめなる)
意味・・恋の苦しみに嘆いているので、むりに忘れようと
思うのだが、夢にあの人が出て来て、夢というの
がむなしい期待を抱かせるものだ。
注・・わびぬれば=気落ちしているので。悲しみにくれ
ているので。
人頼めなる=人に期待をさせることだ。
作者・・藤原興風=ふじわらのおきかぜ。生没年未詳。914
年頃活躍した歌人。
出典・・古今和歌集・569。
人頼めなる
藤原興風
(わびぬれば しいてわすれんと おもえども ゆめという
ものぞ ひとたのめなる)
意味・・恋の苦しみに嘆いているので、むりに忘れようと
思うのだが、夢にあの人が出て来て、夢というの
がむなしい期待を抱かせるものだ。
注・・わびぬれば=気落ちしているので。悲しみにくれ
ているので。
人頼めなる=人に期待をさせることだ。
作者・・藤原興風=ふじわらのおきかぜ。生没年未詳。914
年頃活躍した歌人。
出典・・古今和歌集・569。