*************** 名歌鑑賞 ***************
砂山の 砂に腹這ひ
初恋の
いたみを遠く おもひ出づる日
石川啄木
(すなやまの すなにはらばい はつこいの いたみを
とおく おもいいずるひ)
意味・・海辺の砂山に腹這いになって、過ぎ去った遠い
初恋の失恋の痛みを思い出している。
初恋は成就しないと言われています。若者の初
めてする恋は、恋の対象が相手その人でなく、
相手を素材として心の中に創り上げた幻影だっ
たことに起因するようです。恋されているのが
自分でなく、自分の虚像だったことに相手が気
づいた時、あるいは自分が虚像に恋していたこ
とに気づいた時、初恋は終わるようです。
作者・・石川啄木=いしかわたくぼく。1886~1912。
26歳。盛岡尋常小学校中退。与謝野夫妻に師事
すべく上京。代用教員や新聞記者、新聞校正係り
の職を経験。
初恋の
いたみを遠く おもひ出づる日
石川啄木
(すなやまの すなにはらばい はつこいの いたみを
とおく おもいいずるひ)
意味・・海辺の砂山に腹這いになって、過ぎ去った遠い
初恋の失恋の痛みを思い出している。
初恋は成就しないと言われています。若者の初
めてする恋は、恋の対象が相手その人でなく、
相手を素材として心の中に創り上げた幻影だっ
たことに起因するようです。恋されているのが
自分でなく、自分の虚像だったことに相手が気
づいた時、あるいは自分が虚像に恋していたこ
とに気づいた時、初恋は終わるようです。
作者・・石川啄木=いしかわたくぼく。1886~1912。
26歳。盛岡尋常小学校中退。与謝野夫妻に師事
すべく上京。代用教員や新聞記者、新聞校正係り
の職を経験。
出典・・歌集「一握の砂」。