***************** 名歌鑑賞 ****************
静けくも 岸には波は 寄せけるか これの屋通し
聞きつつ居れば
詠人知らず
(しずけくも きしにはなみは よせけるか これのや
とおし ききつつおれば)
とおし ききつつおれば)
意味・・今日はなんと静かに波が岸にうち寄せている
のだろう。この旅宿の壁越しにじっと耳を澄
まして聞いていると。
のだろう。この旅宿の壁越しにじっと耳を澄
まして聞いていると。
注・・これの屋=この家屋の意。この部屋。
出典・・万葉集1237。