*************** 名歌鑑賞 ***************
大海の 磯もとどろに 寄する波 割れて砕けて
さけて散るかも
源実朝
さけて散るかも
源実朝
(おおうみの いそもとどろに よするなみ われて
くだけて さけてちるかも)
くだけて さけてちるかも)
意味・・大海の磯も轟き響けとばかり激しく打ち寄せる
波は、割れて、砕けて、裂けて、しぶきをあげ
て飛び散っているよ。
波は、割れて、砕けて、裂けて、しぶきをあげ
て飛び散っているよ。
力強い歌で、躍動したくなります。
注・・とどろに=轟き響く様を表わす擬音語、どっど
っと。
作者・・源実朝=みなもとのさねとも。1192~1219。
28才。12才で三代将軍になる。鶴岡八幡宮で甥
の公卿に暗殺された。
出典・・金槐和歌集。
っと。
作者・・源実朝=みなもとのさねとも。1192~1219。
28才。12才で三代将軍になる。鶴岡八幡宮で甥
の公卿に暗殺された。
出典・・金槐和歌集。