**************** 名歌鑑賞 ***************
かすが山 ふもとの芝生 踏みありく しかのどかなる
神やしろかな
橘曙覧
神やしろかな
橘曙覧
(かすがやま ふもとのしばふ ふみありく しか
のどかなる かみやしろかな)
のどかなる かみやしろかな)
意味・・春日山の麓にある春日神社の原っぱでは、鹿
がのどかに歩いている。そのような神社の境
内の景観はいいものだ。
がのどかに歩いている。そのような神社の境
内の景観はいいものだ。
注・・かすが山=奈良の春日神社。
しか=「鹿」とそのようにの「然」との掛詞。
しか=「鹿」とそのようにの「然」との掛詞。
作者・・橘曙覧=たちばなあけみ。1812~1866。福
井藩主と親交。家業の紙商を弟に譲り隠棲。
出典・・橘曙覧全歌集・384。
出典・・橘曙覧全歌集・384。