***************** 名歌鑑賞 *****************
飛びあがり 宙にためらふ 雀の子 羽たたきて見居り
その揺るる枝を
北原白秋
その揺るる枝を
北原白秋
(とびあがり ちゅうにためらう すずめのこ はたたきて
みおり そのゆるるえだを)
みおり そのゆるるえだを)
意味・・春、巣立ったばかりの雀の子には、見るもの触れる
ものが何でも珍しい。枝を勢いよく飛び上がると、
はばたきながら宙にとどまって、自分が止まってい
たその枝が揺れるのを不思議そうに見ている。
ものが何でも珍しい。枝を勢いよく飛び上がると、
はばたきながら宙にとどまって、自分が止まってい
たその枝が揺れるのを不思議そうに見ている。
好奇心の強い子雀の様子を、温かい目で見つめてい
ます。
ます。
作者・・北原白秋=きたはらはくしゅう。1885~1942。詩
人。
出典・・インターネット「中学受験学習用資料め短歌」。