*************** 名歌鑑賞 ****************
梅の花 散らまく惜しみ 我が園の 竹の林に
うぐひす鳴くも
安氏奥島
うぐひす鳴くも
安氏奥島
(うめのはな ちらまくおしみ わがそのの たけの
はやしに うぐいすなくも)
はやしに うぐいすなくも)
意味・・梅の花の散るのを惜しんで、この我が園の竹
林で、鶯がしきりに鳴いている。
林で、鶯がしきりに鳴いている。
注・・まく=推量の助動詞「む」の未然形に接尾語
「く」がついたもの。・・・だろう。
鳴くも=「も」は詠嘆を表す。鳴いているなあ。
「く」がついたもの。・・・だろう。
鳴くも=「も」は詠嘆を表す。鳴いているなあ。
作者・・安氏奥島=あじのおきしま 。752年ころの人。
出典・・万葉集・824。