みすずかる 信濃の駒は 鈴蘭の 花咲く牧に
放たれにけり
北原白秋
(みすずかる しなののこまは すずらんの はなさく
まきに はなたれにけり)
まきに はなたれにけり)
意味・・ああ信州(長野県)の馬が、鈴蘭の花咲く牧場
に放たれている。
に放たれている。
牧場の風景です。みずみずしい牧場の草原で
馬が数頭草を食んでいる。柵の近くには鈴蘭
の花も咲いている。広い牧場を眺めていると
気持ちが清々しくなってくる。
馬が数頭草を食んでいる。柵の近くには鈴蘭
の花も咲いている。広い牧場を眺めていると
気持ちが清々しくなってくる。
注・・みすずかる=水篶かる。信濃の枕詞。みすず
の「み」は接頭語で「篶」は篠竹の一種で
直径は1センチ、長さ2メートルほど。色は
紫色を帯びてみずみすしさを感じさせる。
の「み」は接頭語で「篶」は篠竹の一種で
直径は1センチ、長さ2メートルほど。色は
紫色を帯びてみずみすしさを感じさせる。
作者・・北原白秋=きたはらはくしゅう。1885~1942。
詩人。
詩人。
出典・・歌集「海阪」。