いにしへに ありけむ人も 我がごとや 三輪の桧原に
かざし折りけん
柿本人麻呂
(いにしえに ありけんひとも わがごとや みわの
ひばらに かざしおりけん)
意味・・その昔にいた人も、私と同じように、三輪の桧原で、
桧(ひのき)の葉を挿頭(かざし)とするために折った
ことであろうか。
桧(ひのき)の葉を挿頭(かざし)とするために折った
ことであろうか。
「かざし」は装飾よりも、草木の生命力にあやかろ
うとする祈願のためです。
うとする祈願のためです。
注・・三輪の桧原=奈良県桜井市三輪の辺りの原野。
かざし=挿頭。草木の花や枝を折り取って、髪や冠
に挿す。
かざし=挿頭。草木の花や枝を折り取って、髪や冠
に挿す。
作者・・柿本人麻呂=かきのもとひとまろ。生没年未詳。71
0年頃に活躍した万葉集を代表する歌人。
0年頃に活躍した万葉集を代表する歌人。
出典・・拾遺和歌集・491。
コメント