淋しさに 煙をだにも 絶たじとや 柴折りくぶる
冬の山里
和泉式部
(さびしさに けむりをだにも たたじとや しばおり
くぶる ふゆのやまざと)
くぶる ふゆのやまざと)
意味・・淋しいあまりに、せめて火(煙)だけでも
絶やすまいとしてであろうか、小さい雑
木(ぞうき)を折りくべて暖をとっている
冬の山里の家の人たちは。
絶やすまいとしてであろうか、小さい雑
木(ぞうき)を折りくべて暖をとっている
冬の山里の家の人たちは。
注・・煙をだにも=せめて煙なりと、せめて火
なりと。
柴=山野に生じる小さな雑木。
くぶる=焼ぶる。火に入れて燃やす。
作者・・和泉式部=いずみしきぶ。987~?。
なりと。
柴=山野に生じる小さな雑木。
くぶる=焼ぶる。火に入れて燃やす。
作者・・和泉式部=いずみしきぶ。987~?。
出典・・後拾遺和歌集・390。
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