世の中の 人の心は 花染めの 移ろひやすき 
色にぞありける
               詠み人しらず
               
(よのなかの ひとのこころは はなぞめの うつろい
 やすき いろにぞありける)

意味・・世の人の心などというものは、露草で染めた
    染物のように、すぐにさめやすい、うわべだ
    けの美しさだったのだなあ。

    恋・愛情関係について詠んだ歌です。

 注・・花染め=露草の汁で染めたもので、色があせ
     やすい。
    うつろひ=変わってゆく、心変わりする。
    色=表面の華やかさ。美しいという意が含ま
     れる。

出典・・古今和歌集・795