まこもぐさ 淀のわたりに 刈りにきて 野飼ひの駒を
なつけてしかな
                   相模 

(まこもぐさ よどのわたりに かりにきて のがいの
 こまを なつけてしかな)

意味・・真菰草を淀川のあたりまで刈りに行って、野
    に放し飼いにしている馬を手なずけたいもの
    だなあ。

    芽が出た真菰草を食べに、淀川の水辺に来る
    放牧された馬を手なずけて見たい、という気
    持ちです。    

 注・・まこもぐさ=真菰草。水辺に群生するイネ科
     の多年草。編んで筵(むしろ)などに利用。
    淀=淀川。京都市伏見区を流れる川。大井川
     が場所により桂川、淀と呼ばれる。
    なつけて=手なずける。

作者・・相模=さがみ。994~1061。相模の名は夫が
     相模守であったことに由来する。

出典・・さがみ集。