神山の したもささらに 流れ出づる 御手洗川の 
水のすずしさ
                  津守国基 

(かみやまの したもささらに ながれいずる みたらし
 がわの みずのすずしき)

意味・・今も昔と変わらず神山の地中から湧き出し、さらさら
    音をたてて流れ来ている御手洗川。水は澄み、なんと
    清らかなことか。

 注・・神山=京都上賀茂神社の北方にある山。
    御手洗川=上賀茂神社の境内を流れている川。
    した=低い地域、内部、地中。
    ささら=水がさらさらと音をたてる。
    すずしさ=澄んで清らかなさま。

作者・・津守国基=つもりのくにもと。1023~1102。摂津の
     住吉神社の神主。

出典・・国基集(松本章男著「京都百人一首」)