年のはに かくも見てしか み吉野の 清き河内の
たぎつ白波
笠金村
(としのはに かくもみてしか みよしのの きよき
かわちの たぎつしらなみ)
意味・・毎年毎年こうして見たいものだ。ここ吉野の
清らかな河内の渦巻き流れる白波を。
吉野川の爽快な白波を詠み離宮を讃えた歌で
す。
注・・年のは=毎年。
河内=川の周辺に開けた生活圏。
作者・・笠金村=かさのかねむら。生没年未詳。723
年頃活躍した宮廷歌人。
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