鮒ずしや 彦根の城に 雲かかる
                      蕪村

(ふなずしや ひこねのしろに くもかかる)

意味・・鮒ずしをつまみながら、茶店でゆっくりと旅の
    疲れを癒(いや)していると、さきほどまで無か
    た白雲が彦根城の天守閣あたりに一筋かかって
    いる。

    青い空にぽっかり浮いた白雲が、夏のさわやか
    を印象づけています。

 注・・彦根城=江戸初期に琵琶湖湖畔の彦根に築かれ
     た。現在もなお存在している。

作者・・蕪村=ぶそん。与謝蕪村。1716~1783。
    池大雅とともに南宗画の大家。

出典・・新花つみ(福武書店「名歌名句鑑賞事典」)