神無月 降りみ降らずみ 定めなき 時雨ぞ冬の
始めなりける
                 詠み人知らず 

(かみなづき ふりみふらずみ さだめなき しぐれぞ
 ふゆの はじめなりける)

意味・・十月になって降ったり降らなかったり定めの
    ない、そのような時雨こそが実は冬の始まり
    なのである。

    時雨が降り出すともう冬だ。

 注・・神無月=陰暦の十月。
    降りみ降らずみ=降ったり降らなかったり。
    時雨=秋から冬にかけて、降ったりやんだり
     する小雨。

出典・・後撰和歌集・445。