水底を見て来た貌の小鴨かな
                内藤丈草

(みずそこを みてきたかおの こがもかな)

意味・・一羽の小鴨が身をひるがえして水中にもぐった
    かと思うと、ひょいと水面に顔を出して身ぶる
    いをする。今水底を見て来たよ、とでもいうふ
    うに得意げな表情をしている。

    小鴨の愛くるしく茶目っ気な動作が描かれてい
    ます。
 
作者・・内藤丈草=ないとうじょうそう。1662~1704。
    芭蕉に師事。

出典・・句集「丈草発句集」(小学館「近世俳句俳文集」)