草枯れの 冬までみよと 露霜の をきてのこせる
白菊の花
                曽禰好忠 

(くさがれの ふゆまでみよと つゆしもの おきて
 のこせる しらぎくのはな)

意味・・草枯れして花も咲かない冬になったので、花を
    見よといって、露も霜も取り除いて花を残して
    白菊が咲いている。美しいことだ。

 注・・をきて=措きて。除く、のける。「置きて」で
     はない。
    露霜=露も霜も草木を紅葉させ枯らすもの。

作者・・曽禰好忠=そねのよしただ。生没年未詳。1000
    年前後に活躍した人。中古三十六歌仙の一人。

出典・・詞花和歌集・129。