蹴られても 転ばされても 黒白の サッカーボールを
追いかけてゆく
                 山口慶二

(けられても ころばされても くろしろの サッカー
ボールを おいかけてゆく)

意味・・サッカーをしていると、蹴られる事も転倒する
    事もある。痛いとか辛いとか思わずに、また、
    サッカーボールを目指して追っかけている。

    何事にも、一途に熱中する姿は青春そのもので
    あり、何事にも替え難く尊いものです。

作者・・山口慶二=やまぐちけいじ。生没年未詳。`93
      当時徳島県板野高校三年生。

出典・・短歌青春(東洋大学・現代学生百人一首)